「・・・部長・・・。」
リョーマが口づけをしようと顔を上げたとき手塚の手によって隔てられた。
「ちょっと、待った・・・、部長・・はやめてくれ。」
せっかくのやる気に水を差されてリョーマはご立腹気味。
「どうして?俺にとって部長は部長っス。」
訳を聞くまでは次には進めてもらえそうにないとわかった手塚はしぶしぶと答えた。
「いや、そのぉ〜、現部長がお前を抱いているようで嫌なんだ・・・。」
今まで強気だった手塚の態度が一変していた。
「何〜??部長・・・もしかして嫉妬???」
ここぞとばかりリョーマは毒舌づく。
「うるさいっ。だいたい、お前が気が多すぎるからいけないんだ。SEXはスポーツだとか言って
手当たり次第・・・まったく。」
焦りはじめた手塚の鼓動をセーター越しに感じながらリョーマは幸せでいっぱいだった。
「心はいつも手塚国光のものっスよ。」
手塚が息を詰めたのがわかった。
「だいたい、人に興味を持たない俺がここまで執着するってだけでも感謝して貰いたいもんだ
ね。」