午前中のみの部活が終わり、校門を出たところで思わぬ人が立っていた。
「部長・・・。」
既に冬休みに入っているため私服姿の手塚だった。
「もう引退したのだからその呼び方はやめないか。まじめに練習しているようだな。」
眼鏡の下から優しげな眼差しがリョーマを包む。
「・・・て塚・・先輩、どうしてここへ?」
「今日お前誕生日だろ?」
「・・・そおだけど。」
「リョーマ、ちょっと付き合え。」
連れてこられた先はなんとホテル!!
リョーマはいつのまにか全裸で同じく全裸の手塚が覆い被さってきた。
「わーっ・・・何するんスかー!!」
あまりの急展開に下りてくる手塚の体をリョーマは両手で支え逃げ出そうとした。
「勿論、ナニだ。」
手塚はなんなくリョーマの両手をつかみ、頭の上で束ねてしまった。
「えーっちょっと!あっ・・・」
首筋を這っていく手塚の唇がリョーマの弱いところを行き来する。
「やめろって・・・、あぁん・・・」
ここのところ全くご無沙汰だった為、リョーマの体は少しの愛撫にさえ過剰に反応をしてしま
う。